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久しぶりに最近読んだ絵本についてです。
先日、(無人の)ツレ実家に子どもたちと立ち寄った時に、置いてあったので読んでみました。


変なお茶会


佐々木マキさんの絵は好きで、それというのも、僕が高校生の時に読み始めた初期の村上春樹作品で挿絵を描いていたからです。

そんな佐々木マキさんの作品ということで、興味が惹かれて読んでみたのですが、ページをめくって驚きました。
というのも、僕が知っていた佐々木マキさんの絵風とは違う絵だったからです。

でも、物語の不思議さというか、トーンはとても面白かったです。
カタカナや感じは子どもには少し難しく、子ども自身では読めないかも知れませんが、短いお話なので、内容に難しさを感じることはないはずです。

僕が知っている絵風と何故ちがうのだろうか、ということは、この絵本を調べたら、初版が1979年だったので、それが関係しているのかな、と思います。
と書いたところで、村上春樹のデビュー作品『風の歌を聴け』は出版年が1979年なので、ちょうと同じ時期でした。

単に僕が抱いていた佐々木マキさんの絵とは違うというだけのことだったようですが、「僕が思い描いていた」というところからはみ出ている作品に出会えたのは、とても良かったです。
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2017.06.05 Mon l 絵本(3歳くらいから) l top
最近、長男(小五)に関して気になることがありました。
それは、教室でこんなことを言っていた、というクラスメイトの発言。
その内容は、性的な内容で、長男本人は意味を全く理解していないようでしたが、理解していなかったからこそ、安易に発していました。

とうとう来たか、と。
とうとう、性に関することを保護者として伝えないと行けない、向き合わないといけないな、と。

ということで、母校の先生が監修者の1人でもあるこの本を手に取ってみました。


あっ!そうなんだ!性と生―幼児・小学生そしておとなへ


サブタイトルに「幼児・小学生そしておとなへ」と書いてあるように、小学生までの子どもにも分かりやすく、イラストで描かれていますが、後半以降には、文章で大人向けに説明(狙いや現状)などが丁寧に書かれています。

「性と生」とあるように、最初に性のことが書かれ、次に生のことが書かれています。
とりわけ「性」に関しては、僕自身は家庭内ではほぼタブー視せれ、学校でも殆ど教えられた経験がなく、自分自身でもタブー視してしまったり、タブー視してきたからこそ、何か後ろめたいもののように感じていることが否めません。

なので、どのように子どもたちに伝えたら良いのか全く分からず混乱していたのですが、大人向けの解説もあることで、僕としては「こんなにストレートなのか」と最初少し面食らった部分も、その解説を読むと納得出来ました。
むしろ、「ストレート」に表現しないということは、タブー視するということでもあるので、そうすると、自分自身の身体のことも、他の人の身体のことも結局よく分からないまま、なんとなくでしか分からないままになってしまうので、これで良いのだと納得出来ました。

生の部分について、すごく良いな、と思ったのは、「あなたはだれとくらしているの?」というページで、そこに描かれてるのは、パートナーと2人、お母さんと妹との3人、男2人と言ったように様々な形が示されていたことです。
ここに描かれている人たちの「人種」も違っていればより良かったかと思いますが、それは逆に「自分たちとは違う世界」のように見えてもしまうので、これはこれで良いのかも知れません。

他にも、性的なことで、不快に感じる気持ちを持った時、その気持ちを大切にすること、そして、具体的にどのように拒否すれば良いのかということも書かれていて、とても良い内容でした。
2017.05.27 Sat l おすすめ絵本 l top
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【告知】「『主夫志望男子』と『働き女子』のためのハッピーワークショップ」を開催します!
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話題の絵本を買ってみました。


ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)


ものすごく売れている、ということと、親しい友人(女性)も「すごくよかった!」と言っていたので、内容を確かめずに買ってしまったのですが…。

うーん、せめてAmazonのレビューくらいは読んでから買うのを決めれば良かったです。

ストーリーとしては、
1、ある日突然お母さんが死ぬ
2、おばけになったお母さんが夜になったときに会えるようになった
3、お母さんにとってどれだけ子どもが好きかを伝える
というような感じです。

否定的なAmazonのレビュー

Amazonのレビューでは、死を愚弄しているというような意見や、小さい子どもにわざわざ(想像だとしても)悲しませる必要はない(というか傷つけてどうするんだ)というような意見がありました。
僕は子どものころから身近で死をいくつも体験してきたので(10歳になるまでに祖父母、伯父、そして、10代のときにはDVにあい、病死したいとこ、自死をしたはとこなど)、「小さい子どもに親しい人の死を想像させる必要はない」とか「悲しませてどうするんだ」という意見は持っていません。

小さい時からお葬式に出て、火葬場で骨になった(そしてまだ温かかった)遺体(というかその残り?)を見て、いつかは誰もが死ぬということや、僕自身も死ぬということを想像しました。
それは生きていれば当たり前に起こることであって、「子どもだからダメだ」というのは子ども自身の生きる力(みたいなもの)を信じていないような気もします。

父親がいない

では、僕がこの絵本で何が引っかかったのかというと、父親が一切出てこないということです。
おばあさんは出てくるのですが(しかも、どちらの母親なのかもわからない)、父親は出て来ません。

最初に読んで思ったのは「母子家庭だったの?」ということだったのですが、ツレは「幼稚園に通っているからシングルマザーじゃないのかもよ」と言っていました。
でも、もともとおばあさんとの女系3世代家庭だったら、お母さんが働いていてもおばあさんが子どもの面倒を見ていれば幼稚園に通えるわけなので、よく分かりません。

と、横道に逸れているように思うかも知れませんが、「母親が亡くなった」という事態に、今現在婚姻関係にあろうがなかろうが、子どもの父親が出てこない理由が全く分かりません。
全く父親がいない、父親の存在を感じさせないので、「父親も死んでるのか?」と思うほどでした。

母親が死ぬ、という幼い子どもにとっておそら最も過酷な状況にあって、父親が現れることなく、その代わりに祖母が出てくるということに、そして、それを批判的な評価を下している人もこの点についてはあまり触れられていないことに、ものすごく違和感を感じました。
違和感と言うことではなく、「子育てをするのは母親であって、父親はいなくても良い」という価値観を何の疑問もなく受容していることに、残念な気持ちを覚えました。

この話、もし、男女の性別が逆転したものを作ったら、みなさんはどういう反応をするのでしょうか。

1、ある日突然お父さんが死ぬ
2、子どもはおじいちゃんと2人で暮らすようになる
3、お母さんは全く出てこない

こういう家庭を知っていますが、とてもこれほど売れたりしないでしょうし、批判的な声の中には必ず「母親はどこにいったんだ!?」という声が上がるだろうと思います。
2016.02.24 Wed l 絵本(3歳くらいから) l top
以前ちょっと触れたことがあるような気がしますが、先日図書館に行ったときに「やっぱり手元に持っておこう」と思い、買った絵本です。


うさこちゃんと たれみみくん


本を出している福音館書店としては対象を【3才からのうさこちゃん】というように考えているようですが、小学生でも大人でも考えさせられる内容だと思います。

うさこちゃんシリーズは短い内容なので、説明してしまうと、内容がすぐに分かってしまうので、どこまで書くのが許されるか難しいですが、見た目で判断したり、茶化したり、ということが、判断されたり、茶化されたりする人にとってはどのような気持ちになるかを想像する一歩になる内容になっています。

ちょうどこの絵本を買って家に置いておこうと思った時に、ポッドキャストで聞いているラジオ番組セッション22でこんな特集をしていてリンクしました。

2015年11月26日(木)「どうすれば目が不自由な方も過ごしやすい社会になる?」
2015.12.04 Fri l 絵本(3歳くらいから) l top
先日書いた『にっぽんのおにぎり』と一緒に、もう一冊絵本を買いました。


ふまんがあります (PHPわたしのえほん)


これまでもブログで他の作品についても書いてきましたが(『りゆうがあります』)、ヨシタケシンスケさんの新作です。

りんごかもしれない』から始まって、『ぼくのニセモノをつくるには』、『りゆうがあります (PHPわたしのえほん)』と楽しんできたので、中身をあまりちゃんと確かめずに買ってしまいました。

今回の作品は、僕の中では今までの作品よりは「ふつうだな」という感想ですが、それでも、子どもたちもヨシタケさんの作品は好きなようで、帰ると長男T(8歳)は早速読んでいました。

子どもが大人に対するよくある「ふまん」をぶつけ、大人がその理由を説明するのですが、その説明がもう少し「ありえない」話の方が僕には楽しめました。
でも、あまりにもありえない話過ぎると、それはそれで真実みがなくなって面白くなくなってしまうので難しいのですが…。

最後には、大人から子どもに対しての「むまん」もぶつけられるのですが、これもいたって「ふつう」という感じでした。
2015.10.22 Thu l 絵本(年長くらいから) l top
昨日、池袋に行ったので、通り道にあったジュンク堂書店に寄ってみました。
ムスメM(4歳)と一緒だったので、ジュンク堂では初めてですが、絵本売り場に行きました。

Mの目当てはプリキュアだったのですが、絵本をいくつか見ていると、こんな絵本(?)がありました。


にっぽんのおにぎり


ぱらぱらとめくってみると、中には47都道府県にちなんだ色んなおにぎりが紹介されていました。
たとえば北海道だと「鮭おにぎり」といった感じです。

「絵本」というのには、ちょっと子どもには難しい文章があるような気がしましたが、写真でどんなおにぎりがあるのかが分かるだけでも子どもたちには楽しそうでした。

そして、僕にとっては、お弁当を作るときの参考になるので、思わず買ってしまいました。
(遠足が雨天で延期になったこともあり、この1週間で3回も子どもたちのお弁当を作らなければならなくなったという理由もあり…)


普段全く料理をしないツレが先日、子どもたちに「お母さんのお弁当は、おにぎりだよ!」と言っていましたが、おにぎりってシンプルだから作る人や材料によって全然おいしさが違うんですよね。
僕も美味しいおにぎりをちゃんと握れるように、この絵本を読んでいろいろチャレンジしていきたいと思います。

ちなみに、買いませんでしたが(我が家の子どもたちよりも小さい子向けかなと思い)、隣に置いてあったこの絵本もなかなか良かったです↓


おにぎり (幼児絵本シリーズ)
2015.10.19 Mon l 絵本(3歳くらいから) l top
先日、リブロ池袋本店に行ってきた際(「閉店間近のリブロ池袋本店へ」)に買ってきた絵本についてです。


世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ


この絵本は、絵本を先に知ったのではなく、何かのサイトでこのスピーチの映像を観たことが最初のきっかけです。
インターネット上でも調べると沢山出てくるのですが、絵本に紹介されていた動画を貼っておきます↓



このムヒカ大統領のスピーチを観たことがあって、たまたま本屋さんに行った時に絵本になっているのを知ったのでした。

買ってきてからすぐに子どもたちに絵本を読んだのですが、子どもたち(特に保育園児や小学校低学年)には難しかったようです。

が、多少難しい内容ですが、書いてあることは本当に大切なことだと思います。
ここ数日、池袋やら渋谷やらに行く機会があったのですが、久しぶりにそれらの繁華街に行って思ったのは、【いつも何かを壊していて、いつも何かを作っている】ということでした。

何かを壊し、何かを作り続けないと経済が回らないからそうするのでしょうが、ふと立ち止まって、「それは本当に壊さないといけないものなのだろうか?」「新しくしなければいけないものだろうか?」と考えることが必要かな、と思います。

建築については無知ですが、今の技術を使えば、何百年も保つような建物を作ることは出来るでしょうし、まだ30年だとか40年くらいしか経っていない大きな建物を壊して新しいものにする必要があるのだろうか、と思います。

先日、友人の詩人(ウチダゴウ)が書いていたことにとても共感しました。

大学卒業後に環境保護団体の広告デザインに携わらせてもらっていたのも、環境を守りたいというより、できるだけ美しいかたちで絶滅したい、できるだけ美しいかたちで生態系を還したい(人類の計らいがあろうがなかろうが彼らは彼らなりの力でなんとかするけれど)、という思いでやっていた。(中略)ぼくらが生き長らえたいというより(ぼくらが生き長らえる以上生態系には悪影響だもの)、できるだけ美しいかたちで終わりたいから。銃弾や核ミサイルで終わらせることもできるけれど、美しさに欠けるという点で、だめだ。シャットダウンではなく、フェードアウトしたいのだ。



この「美しいかたちで終わりたい」という感覚に立った時、まだ使えるものを壊して新しくするということが「美しいかたち」とは思えないのです。

こんなことを言えるのも、あまりお金のことを気にせずに生活出来ているという恵まれた状況にいるからかも知れませんが、それでもやっぱりムヒカ大統領のスピーチはとても大切なことを言っているように思います。
2015.07.24 Fri l 絵本(年長くらいから) l top
安保関連法案が明日にも採決される、というニュースが繰り返されています。
色々言いたいことはあるし、不安に思うことも、心配もつきませんが、こういう時だからか最近復刊した絵本があります。


わたしが外人だったころ (たくさんのふしぎ傑作集)


哲学者というべきか、思想家、あるいは編集者ともいうべき、鶴見俊輔さんが文を書き、それに(僕が大好きな)佐々木マキさんが絵を描いた絵本です。

鶴見さんは、16歳から19歳までアメリカにいて、戦争が始まったので、日本へ帰国し、軍人となり、病気のため帰国し、入院中に敗戦を迎えました。

その16歳のときから、戦争が終わるまでの回想文になっています。

「戦争は絶対に反対です」とか、そういうストレートな表現は全く出て来ませんが、その時代に戦争をした二つの国の間を行き交っていた人がどのように過ごしていたのか、どのように感じたのかがわかりやすく書かれています。
(といっても、絵本にしてはちょっと難しい言葉も出て来ますが)

僕が特に良いな、と思ったのは以下の文です。
ちょっと長いですが、引用してみます。

 どうして自分が生きのこったのか、その理由はわかりません。わたしが何かしたために、死ぬことをまぬかれたというわけではないのです。なぜ自分がここにいるのかよくわからないということです。そのたよりない気分は、敗戦のあともつづいており、今もわたしの中にあります。今ではそれが、わたしのくらしをささえている力になっています。



この「気分」が良いのかさえ、悪いのかさえ僕には判断が出来ませんが、でも、そういう「気分」をもたらしたということが語られること自体があまりないように思います。
こういう時だからこそ、手にとって読んでみたいな、と思う絵本です。
2015.07.14 Tue l 絵本(年長くらいから) l top
本日は、ツレは仕事、外にいると熱中症になるような暑さ、ということで久しぶりに図書館に行きました。
よく使っていた隣区の図書館は来年まで改修工事中なので、区内の図書館へ。
長男T(8歳)と次男S(6歳)の利用カードを作った後、ムスメM(4歳)と僕は一旦買い物へ。

買い物後に図書館に戻るとTもSもまだずっと本を読んでいたので、Mも本を読みました。
怒濤のディック・ブルーナシリーズという感じだったのですが、そこで今まで読んだことがなかったとても良い作品に出会いました。


うさこちゃんと たれみみくん


(以下ネタバレです)

内容はというと、ある日うさこちゃんのクラスに転校生がやってきます。

ダーンと言う名前のおとこのこですが、その子の耳がたれていました。
なので、みんなはダーンのことを「たれみみくん」と呼びます。

隣の席になったうさこちゃんは「たれみみくん」と呼ばれているダーンがどんな気持ちなのかを確かめます。
すると、ダーンは「たれみみくん」と呼ばれるのはイヤだと。

ということで、うさこちゃんはクラスのみんなにそのことを伝え、みんなも「ダーン」と名前で呼ぶようになった、というものです。

対象年齢が低ければ低いほどこういう話を伝えるのってとても難しいと思うのですが、わかりやすくてとても良かったです。
この本を読んだMがどれくらい分かったのかは分かりませんが、でも、「相手がどんな気持ちでいるかを確認すること」というのは、本当に大切なことだな、と改めて思います。

大人になってからも、そういうことを全く考えないで行動する人たちが割とたくさんいて、そういう人にはなって欲しくないな、と思っているので、とても良い絵本に出会えました。

それに、「見た目の違い」という点にも当然触れているので、見た目が違うということをことさら強調して、その人の記号にすることはどうか、という問題も提示しています。
2015.07.11 Sat l 絵本(3歳くらいから) l top
久しぶりに絵本の話題を。

先日、子どもたち&ツレ母と大きな本屋さんに行きました。
最近は、(特に僕の)緊縮財政発動中のため絵本はもちろん、僕自身で読む本もかなり控えています。
なので、(欲しくなってしまうので)本屋さんに行く機会も減らしていたのですが、久しぶりに本屋さんに行ったらとても面白い絵本を見つけました。


りゆうがあります


と言っても作者のヨシタケシンスケさんの絵本は好きで、家には『りんごかもしれない』、『ぼくのニセモノをつくるには』があります。
我が家には鼻くそをほじって食べている子どもがいるので、この表紙の絵にまず心惹かれました。

内容に触れてしまうと絵本を読んだときのおもしろさがなくなってしまうので、触れませんが、「りんごかもしれない」同様、【へりくつ】がおもしろおかしく描かれています。
どうやらこの絵本、ツレ母も気に入ったようで、「買って家に置いておくわ」と言うことだったので、我が家では買いませんでしたが、ツレ実家に置いてあります。

我が家の子どもたちも小学生が2人になって、こういう【へりくつ】が面白く感じるくらいになったようなので、長男T(8歳)も次男S(6歳)も面白く感じているようです。
2015.06.02 Tue l 絵本(年長くらいから) l top
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