今年もまたこの季節がやってきました。

今年に入ってからブログの更新を再開したにしてもアクセス数が少し増えすぎでは?と思っていたら、どうやら、何年か前に書いた保育園入園に関してのいくつか記事が読まれているようです。

ちょうど今は自治体から保育園入園に関しての「承諾」あるいは「不承諾」の通知が来る頃で、「承諾」の人はそのまま子どもは保育園に入園することになりますが、「不承諾」だった人は子どもが保育園に入園出来ず、途方に暮れます。
ムスメが待機児童になった経験を過去に書いたので、それで検索に引っかかりアクセスされているようです。

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保育園に入園出来なかったという話題は、当事者じゃないとどうしても関心が低くなってしまう話題で、我が家ももう上の2人は小学生、ムスメも保育園に入園出来ているので、やはり喉元過ぎた出来事になってしまっています。

そんな中、こんな記事を見ました↓
「保育園に入りたい」を可視化しよう(NPOフローレンス代表理事 駒崎弘樹公式サイト)

Yahoo!にも転載されているので、多くの人が記事を読み、駒崎さんが呼びかけているSNSでの投稿を行っているようです。

が、ムスメが保育園入園「不承諾」になった経験から何度でもしつこく書きますが、SNSで投稿しても行政は(ほぼ)動きません。
行政には行政のルールがあり、SNSで多くの悲痛な叫びや状況が「可視化」されたとしても、行政は動きません。
「可視化」された数が多ければ多いほど、メディアなどで取り上げられる可能性はありますし、国やあるいは都道府県という大きな枠組みでは動くことがあるかも知れません。

しかし、いくらSNSに投稿したところで、「不承諾」の決定を下した自治体がその決定を覆したり、あるいは二次募集で入園出来る様になったり、保育園や定員を増やすということはしません。

だから、まず、保育園入園の「不承諾」が来た人がやるべき事は
①二次募集に申し込む
②「不承諾」の「決定」に対して不服申し立てをする
この二つです。

これをせず、SNSに投稿しても、目の前の子どもを自治体の保育園が預かることはありません。

なぜ、不服申し立てをした方が良いのかというと、それこそが自治体にとっての「可視化」だからです。
駒崎さんがブログで触れているように「待機児童の定義」は自治体によって異なります。
なので、今目の前にいる子どもが「待機児童」に該当するのかどうかということは暮らしている自治体によって変わってしまいます。

でも、「不服申し立て」をしたということは必ず記録されます。
自治体としては保育園入園に関しての「不承諾」決定に「不服申し立て」があったということは待機児童のように定義を変更出来ることではないのです。

そして、その「不服申し立て」があったという事実に基づいて行政は政策を行っていくのです。
もし、不服申し立てが一件でも多ければ多いほど、その「声」は行政に強く届いていきます。

駒崎さんは「社会活動家」なので、社会問題としての「待機児童」を社会全体で可視化させるというミッションがあるのでしょうが、今現在自分の育てている子どもが保育園に入園出来ずに困っている人は、社会全体に知ってもらうことよりもまずは、行政に知ってもらうということを優先すべきだと思います。

不服申立書の書き方は以前書いたものを参考にしてもらえたら、と思います↓
不服申し立て書の書き方

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2017.02.09 Thu l 保育園入園について l top
【連載・待機児童になってしまった長女が認可保育園に入園出来るまで】
①保育園入園までのノウハウを語りたくない理由
②保育園入園に関して保護者が押さえる優先順位
③保育園入園までの過程―待機児童になった我が家の場合―
④保育園「不承諾」通知書が届き、不服申し立てをした理由、すべき理由

今までつらつらと、保育園入園までの過程を我が家の長女が待機児童になった経験を踏まえて書いてきました。
昨日は、入園「不承諾」になった場合に不服申し立てをした方が良い、ということを書きましたが、ではどうやって書けば良いのか?
調べればすぐに見つかるものではありますが、以下に、様式例を載せておきます。
行政上、「不服申立」という言葉は「異議申立」になります。

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異議申立 書

平成○年○月○日

(審査庁の長=例えば市区町村長) 殿

異議申立人(書いた人) ○○ ○○

次のとおり異議申立てをします。

1 異議申立人の氏名及び年齢又は名称並びに住所
氏名(名称):○○ ○○ 年齢:○才
住所:○県○市・・・・

2 異議申立てに係る処分
保育所入園「不承諾」

3 異議申立てに係る処分があったことを知った年月日
平成○年○月○日

4 異議申立ての趣旨
「2記載の処分を取り消す。」との決定を求める。

5 異議申立ての理由
児童福祉法24条に反しているのではないか等

6 処分庁の教示の有無及びその内容
「この決定に不服がある場合は、行政不服審査法(昭和 37 年法律第 160 号)第6条
の規定により、この決定があったことを知った日の翌日から起算して 60 日以内に 審、(
査庁の長)に対して異議申立てをすることができます。」との教示があった。

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パソコンを持っていればコピペして、自分に当てはまる所だけ変えてプリントし、役所に提出すればOKです。
僕らが提出したのは、保育園を担当している課でした(役所的には他の部署が担当するのかも知れませんが、そこで受け取ってもらえました)。

この様式例を使う機会がないことが一番ですが、もし必要になったら、参考にしてもらえればと思います。
2014.01.25 Sat l 保育園入園について l top
【連載・待機児童になってしまった長女が認可保育園に入園出来るまで】
①保育園入園までのノウハウを語りたくない理由
②保育園入園に関して保護者が押さえる優先順位
③保育園入園までの過程―待機児童になった我が家の場合―
*認可保育所を前提にして書きますので、認可外保育所は異なる場合があります。

何故、僕らが不服申し立てをしたのか、した方が良いと思うのかは、過去に書いたことがある(保育園二次募集の結果)ですが、重点を「なぜ不服申し立てをした方が良いか」にして再度書いてみたいと思います。

上の2人が認可保育園に入園出来ていたことで想定していなかった、長女の認可保育園入園「不承諾」通知が届きました。
時既に遅く、認可外保育園も保育ママもすぐに当たってみたものの、認可外保育園は「キャンセル待ち」の状況で、保育ママは定員は空いていましたが、保育ママさんから「預かる時間的に無理」と言われてしまいました。
その結果を区役所の担当者に報告し、再度相談したものの、役所としても「これ以上何も出来ない」(したくない?)という応えしか帰ってこなくなりました。

そこで、もはやこれ以上自治体が動かないのならば、ということで「不承諾」決定は児童福祉法に違反しているのではないか、ということで行政不服審査法に基づいて不服申し立てをしたのです。

文章が硬いので、かみ砕いて説明すると、児童福祉法(第24条)では
①保護者が仕事などで保育できないときに、自治体は保育園などで子供を保育しなければいけません。
②でも、認可保育園に定員の空きがないときもあるので、そういうときは選考しても良いです。
③そして選考で認可保育園に入れなかった子供も認可外保育園や保育ママとかで保育できるように自治体がしないといけませんよ。

と、このように法律ではなっています。

で、僕たちは、認可保育園の選考で「不承諾」になったこともそうですが、それ以外の方法で保育する手立てを自治体が取らなくてはいけないのに、していないですよね?ということで、「不承諾」という決定を不服申し立てしたのです。
その結果(返答)は予想通りというかそれ以上に失望せざるを得ませんでした(不服申し立てへの返答)。

しかし、そんな残念な返答しか帰ってこないと半ばわかりつつも、何故不服申立をした方がいいのでしょう?
それは、「記録に残る」からです。

「保育園に入れなくて困っている」ということを伝えなくてはいけないのは、行政(自治体)です。
でも、TwitterやFacebookでいくら「保育園に入れなくて困ってるぅ」とか書いても、行政は動きません。
なぜなら、行政には何の声も届いていないからです。
たとえ、担当部署の係の人に困っていることを言って、担当者が共感して泣いてくれたとしても、何の意味もありません。

行政には行政のルールがあるので、そのルールに従って「困っている」ということを伝えなければならないのです。
そのルールに則ってやる方法が「不服申し立て」なのです。

僕らが不服申し立てを行った年、担当者が言ったのは「今年は不服申し立ては1人(つまり僕らだけ)です。」ということです。
1人だから大したことがない、という声にも僕には聞こえますが、少なくとも「うちの区は不服申し立てしてきた人は0ですから!」と胸を張って言えない状況にはなりました。
これがもし、「不承諾」通知を受け取った全ての人がしていたら「50人も不服申し立てしてきました!」と大騒ぎになることでしょう。
たとえばこんな風に→認可保育園に入れず異議申し立て 東京杉並の母親60人

新聞記事のように数十人規模で一斉に不服申し立てをすればメディアにも取り上げられることもありますが、たとえ一人でもその記録は残ります。
そして、その一人の「困っている」ということが記録に残ることで、行政の方針は決まっていきます。
なので、もっと、気軽に不服申し立てをしてもらいたいな、と思います。
2014.01.24 Fri l 保育園入園について l top
【連載・待機児童になってしまった長女が認可保育園に入園出来るまで】
①保育園入園までのノウハウを語りたくない理由
②保育園入園に関して保護者が押さえる優先順位
*認可保育所を前提にして書きますので、認可外保育所は異なる場合があります。

保育園入園までのプロセスは、僕がここで書くまでもなく、様々なところで書かれているので詳しく書く必要はないでしょう。
多くの場合、
①役所が募集をかける(市区町村報で公示)。この時、認可保育園ならば公立も私立も一括募集になります。
②希望者が申し込む(都内では締切は年末のことが多い)
③点数※により決定され、入園承諾(不承諾)通知書が送られてくる
④承諾の場合→入園前健診&面接
 不承諾の場合→「役所は面倒見ないので、自力で何とかして下さい」(意訳)
⑤4月から
 承諾の場合→慣らし保育をしつつ、保育園生活の始まり
 不承諾の場合→育休を延長する、どちらかが退職する、認可外保育園・保育ママ・親戚に頼る等々、あらゆる方法を検討するが有効な解決策はなく路頭に迷う
とこんな感じになると思います。

※保育園入園には「どれくらい子供を保育することが出来ないか」を計るために点数を加算していく方法が取られています。
 入園出来るかどうかの点数は各自治体によって違いますので、在住自治体でご確認をお願いします。

では、我が家の子供たち3人の場合はどうだったか、それぞれ書きたいと思います。

T(2006年12月生)の場合
①当時、世田谷区に在住
②担当者が「特にいくつまでということはありません」と言うので、通えると思われる第20希望までの保育園を書き申し込む(2007年末)
③口コミではそこまで評判が良くなかったが、家から近い第3希望の公立保育園に入園「承諾」
④健診など済ませ
⑤1歳児クラスに入園

S(2009年3月生)の場合
①同じく、世田谷区に在住
②Tが既に通っている保育園がとても良かったので、同じ保育園を第1希望に申し込む(2009年末)
③Tと同じ保育園(第1希望)に入園「承諾」
④健診など済ませ
⑤1歳児クラスに入園

M(2011年7月生)の場合
①文京区在住
②(後述しますがSが転園した)家から一番近い保育園を第1希望にし、文京区は第3希望まで書けなかったので第3希望まで書いて申し込む(2011年末)
③「不承諾」通知が送られてくる
④想定外だったので、役所に相談に行きつつ、慌てて保育ママ、認可外保育所に申込むが全て断られる。
同時に二次募集も応募するが、不承諾に。
 そのため、行政不服審査法に基づき、「不承諾」決定に対して不服申し立てを行う(文書にて)。
⑤役所から残念な返事が来て、路頭に迷いそうになる。
 が、Sが通う保育園で「緊急一時保育」として預かってもらうことに。
 6月開園の新設保育園に入園「承諾」
 2ヶ月遅れで保育園入園

こんな流れでした。
Mが生まれる直前(2011年)に引っ越して来ているため、転園をしていますが、転園は転園でかなり面倒な事態になりましたが、それがメインではないので詳細は省きます。
結果としては、以下のようになりました。
T(当時4歳児年中クラス)→4月開園の新設保育園(私立)へ
S(当時2歳児クラス)→家から一番近い公立保育園へ

上の2人が入園よりもハードルが高いとされる転園が出来たので(別々の保育園だったものの)、Mがどこにも引っかからないという事態を想定していませんでした。
その後、役所の担当者に聞いてみたところ、その年の新規入園はかなり厳しかったようで、第一子は誰も入れていないような状況でした(文京区にはきょうだい加点というものがあります)。
2014.01.23 Thu l 保育園入園について l top
【連載・待機児童になってしまった長女が認可保育園に入園出来るまで】
①保育園入園までのノウハウを語りたくない理由
*認可保育所を前提にして書きますので、認可外保育所は異なる場合があります。

保育園入園に関しての記事を見る度に僕が違和感を感じるのは、記事の中で保護者が押さえて置かなければならない優先順位が違うのではないか?ということです。
優先順位の高いものとして例えば、「他の保護者の口コミ」、「ネットでの情報」、「入園させたい保育園の実情(見学させてもらう)」などがありますが、違います。

最優先すべきは「住んでいる自治体がどのような対応をしているか」です。
これ以外に優先すべきものはありません。

なので、保護者が何をすべきかというと、
①役所の保育園を管轄している課に行き、
②担当者に話を聞きに行き、
③相談する。


この3つに尽きます。
口コミに頼ってしまうばかりで、入園申込みになって初めて役所の保育園入園担当の人と話をしたとかもあるようですが、そういうことがないようにしておかなければいけません。

なぜ自治体が最優先かというと、保育園(保育所)は「児童福祉法」という法律によって(保護者が保育できず、申込みがあった場合は)「自治体が保育しなければならない」と決められているからです。
なので、自治体が保育しなければならないので、その判断も決定も自治体が行います。
従って、保育園に入園させたい、と考えたなら、まず行かなければならないのは「住んでいる自治体の役所」であり、担当者に相談するのが一番良いのです。

実際、入園申込み期間のかなり前から相談に行っておくと、担当者も時間があるのか、ゆっくり話を聞いてくれますし、次年度や今後の保育園の状況(新設や定員増など)を教えてくれたり、過去の入園判定基準に照らして、入園の可能性がどのくらいあるかも聞けます。

とにかく、保育園入園のために、まず初めにどうしたら良いのかわからない、と言う人がいたら、とりあえず役所に行くこと、これが何よりもすべきことです。

と、ここまで偉そうなことを書いてますが、僕は役所に行ったことがありません。
ツレが足繁く通うのを見送り、時に子守をしながら待ち、報告を受けてました。
2014.01.22 Wed l 保育園入園について l top
多くの自治体で保育園入園申込みが昨年に締め切られ、今は行政としては入園判定や入園までの手続き作業に追われ、保護者としては、判定がどうなるのかやきもきしながら過ごしていることと思います。
そんな中、相変わらず、タイミングを全く無視して、メディアでは保護者の気持ちをより追い込むような記事を配信しており、喉元過ぎた身としてもうんざりした気分にさせられます。
そういう記事は置いておいても、

保育園入園までのノウハウを蓄積出来ないか。

このことはよく耳にし、困難な状態でもなんとか入園出来た人たちからの情報も欲しい、だけど、なかなか集まらない、ということが多いようです。
我が家の出来事としては、ツレが保育園入園に関しては全てやったので、僕が何か言うのがおかしいとツレに言われてしまうかと思いますが、何故情報を伝えないかと言えば、ツレ自身としては「そんな時間がない」ということに尽きるでしょう。
保育園に入園出来た=仕事に復帰したということになるので。

では、こうしてブログも書いていて、割りと時間もある僕が何故書かないかといえば、簡潔に言えば、我が家が取った行動を話しても「理解されたことがない」からです。
鼻で笑われたり、「えっ、そこまでしたの…」と引かれてしまったり、という露骨な表現だけでなく、我が家が取った具体的には「不服申し立て請求」というものを正しく理解している人が丸でいなかったからです。

ツレと僕は、法に則っても、また僕らが出来る最善の方法としても、「不服申し立て請求」を区に対してしました。
しかし、それを話しても、「じゃあ私もやろうかな」という人には1人も出会わず、それよりも「何それ?やりすぎじゃね?」みたいな反応が返ってきます。

となると、もう、現時点で待機児童だった長女は保育園に入園出来ているわけだし、わざわざ長女が待機児童になって大変な時のことを(気持ちを再度えぐられるようにして)伝える必要はないな、と思うのです。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言うことかも知れません。

でも、実際に会った人に、この長女が待機児童だったときに我が家が取った行動を話すとそんな残念な反応が返ってくるわけですが、このブログで地味に読まれているのが、この長女が待機児童だった時の話だったりします。
ということで、保育園入園判定で入園出来ないことになり困っていて、これからどうしようか途方に暮れている人が、たまたまこのブログを見つけて具体的な方法を知ることが出来た、ということもあるかも知れないので、これからの数日、長女が待機児童になった時の話を書いていこうと思います。
2014.01.21 Tue l 保育園入園について l top
いよいよ今日から、M(満11ヶ月)とT(5歳)の新しい保育園生活が始まります。
Tは今まで2つの保育園に通っていたのと年長なので良いのですが、Mは実質的に初めての保育園生活になるので、いろいろと準備が大変です。
気持ちの準備とかではなく、持ち物を揃えないといけません。

そもそも、保育園に預けたことがない、という人のために、どんなものを用意するのか書いてみます。

〈毎日の持ち物〉
・通園カバン(2歳児途中から)
・連絡帳
・手ふきタオル(2歳児途中から)
・レジ袋またはエコバッグ
・着替え用衣類
・エプロン(2歳児途中まで)
・おしぼり(1歳児まで)
・ガーゼハンカチ
・荷物入れバッグ(1歳児まで)
・オムツ(記名)
・おしりふき
・オムツ入れ用のビニール袋
・ウンチ用の小さいビニール袋

〈週の初めの持ち物〉
・毛布カバー
・敷き布団カバー(1歳児まで)
・昼寝ベッドカバー(2歳児から)
・タオルケット
・おねしょパット
・パジャマ(1歳児から)
・シーツ&パジャマ袋
・上履き(2歳児から)
・室内カバー
・上履き入れ袋(2歳児から)
・帽子
・歯ブラシ&コップ(1歳児途中から)

これがTとMの保育園の持ち物リストです。
保育園によっては多少の差はあるかと思いますが、大体はこんな感じだと思います。
で、問題なのは、(幼稚園も同じかも知れませんが、預けたことがないので、分かりませんが)保育園では保育園毎に「決まったサイズの持ち物」を用意しなければならないことです。
具体的には、連絡帳、荷物入れバッグ、毛布カバー、敷き布団カバー、昼寝ベッドカバー、シーツ&パジャマ袋、上履き入れ袋を今回新たに作りした。

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↑布団セット。どこのお嬢様だ?というようなファミリアづくし…(頂き物のシーツとかを結局このままでは使わずに終わってしまうということで)

Tは年長ということ(つまり1年間も使わない)で、今までのものでも良いということになりましたが、Mのものは全て作りました。
Tが保育園に初めて入園する時も、S(3歳)が保育園に初めて入園する時もそうでしたが、今回も義母に全て外注しました(深謝)。

保育園に初めて預けることになった人たちの多くがこの「保育園独自のサイズの持ち物」に悩まされるようです。
我が家は義母というサポートがあるので、なんとかなっていますが、誰にも頼れない人は、自分で作るか、お金を払って外注しないといけません。
赤ちゃん&幼児用品店で買える既製品で何とかなるように、殆どの保育園で同じサイズになるようにならないものかな、と思います。
未だに「手作り信仰」が根強いということなのでしょうか。
2012.06.04 Mon l 保育園入園について l top
昨日は、不服申し立てに対して区がどのような返答をしてきたかを書きましたが、今日は僕たちが不服申し立てをしたことに対して周りの人たちがどのような反応をしたのか、その反応を見て、僕が何を考えたかを書きたいと思います。

ツレが区に不服申し立てをしたということをツレの古くからの友人たちに伝えると、多くは好意的に受け取っていたようです。
「さすがA」とか「Aらしいね」とか。
昔から知っているということもあるのでしょうが、(僕から見ると)そういう行動を起こすことに対して、ハードル低く感じられるように育つ環境(某私立中高、某国立女子大)だったからかな、と思います。

それに比べると、いわゆるママパパ関係の反応(とりわけ、現在子ども1人)は、「そこまでするの?」「うちは違う方法で」とかでした。
違う方法というのがどんなものなのか、(本当にそれが有効で認可保育園に入れるなら)是非教えてもらいたいくらいですが、反応としては「諦め」としての「そこまでするの?」か「(不服申し立てなどである意味公にすることへの)抵抗感」としての「そこまでするの?」という反応のように感じました。

僕は、結婚し子ども(T)が生まれるまで、(選挙は欠かしたことがありませんが)政治に関わっても無駄だと思っていました。
でも、実際に結婚や子どもが産まれ、育てる中でさまざまな社会的不整備による不利益を蒙るようになり、初めて「当事者」になり、具体的に動く必要性を日々感じるようになりました(具体的な内容はあまりブログには書いていませんが)。

そして、何よりも「黙っていたり、諦めてしまったら現状は何も変わらないし、むしろ悪い方向に進む」ということを実感するようになりました。
例え、声を上げても、何の力にもならないかもしれません(というかその方が多いです)。
でも、声を上げなければ、そこに「問題がある」とは誰も思わないのです。

現に、僕たちが暮らすこの文京区で子育てをしている人の中でも保育園等の恩恵にあずかれている人たちは「文京区って都心だし、イクメン区長だし、子育て環境整ってるよねー♪」みたいな声も聞きますが、現状はそんなに甘くありません。
待機児童の定義は勝手に狭くして90人くらいだとカウントしているし、そのせいで現状が見えず、保育環境が改善されず、何人もの女性が育休を延長させられたり、仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれています。
そういう人たちの多くは、「諦め」たり「黙ったり」しているので、なかなか実態が見えてこないのです(楽しかったり、余裕のある人は「楽しい」ということを言うのは簡単ですが、苦しみ悲しんでいる人が「苦しい」「悲しい」と伝えることは簡単ではありません)。

もちろん、子育ての楽しい部分や区の行政の良いところを声を出して伝えることも大切ですが、それ以上に声を出せない、出しにくいことの方になるべく寄り添い、声を出しにくい、出せない人たちの代わりに声を上げられれば良いなと思っています。
2012.05.27 Sun l 保育園入園について l top
M(10ヶ月)の認可保育園入園が決定し、やっと(僕の気持ちが)落ち着いたので、3月下旬に区にツレが提出していた不服申し立てに対して、5月9日に届いた返答(決定)について書いてみたいと思います。

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↑簡易書留で送られてきた決定書(謄本)

僕は初めてこのような文書を見たのですが、項目は順に
・決定
・主文
・理由
となっています。

理由は長々と書かれているので、所々引用して内容をお知らせしたいと思いますが、決定と主文は紹介したいと思います。
――――――――――――
決定
(ツレの住所)
異議申立人 ツレ
異議申立人が平成24年3月15日付けで提起した保育所の入所に係わる不承諾決定処分についての異議申立てに対して、次のとおり決定します。

主文
本件異議申立を棄却する。
――――――――――――

全部で7ページに及ぶこの決定書ですが、決定と主文以下全て(つまり6ページ半くらい)にわたって長々とこの決定を下した理由が述べられています。
では、その6ページ半にわたって書かれている理由とはどのようなものだったかというと、
・異議申立ての趣旨の確認
・区の認定と判断の確認
となっています。

後半の「区の認定と判断の確認」の部分で、法律に基づいて区ではどのような基準の下に、保育所への入所決定を行っているのか、そして、実際にMが申込みをしていた保育所への申込み状況、判断基準などが述べられています。

これは、この決定書を読んだ僕の感想みたいなものになりますが、この決定書を作成した人はどうやら、「(Mが保育園に入所できないという)決定を下したその判断は間違っていなかった」ことの主張に主眼が置かれているようです(現に、2007年の東京地裁の判例まで持ち出してます)。
しかし、僕たちがこの申し立てで「おかしい」と主張したことは、違う部分になります。

申し立て書で児童福祉法24条に違反しているのではないか、と書いたのですが、区はこの24条の中でも3項の「市町村は、一の保育所について、当該保育所への入所を希望する旨を記載した前項の申込書に係る児童のすべてが入所する場合には当該保育所における適切な保育を行うことが困難となることその他のやむを得ない事由がある場合においては、当該保育所に入所する児童を公正な方法で選考することができる。」というものに主眼を置いています。
しかし僕たちの主眼はそこではなく、24条書き出し部分、「市町村は、保護者の労働又は疾病その他の政令で定める基準に従い条例で定める事由により、その監護すべき乳児、幼児又は第三十九条第二項に規定する児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申込みがあつたときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない。ただし、保育に対する需要の増大、児童の数の減少等やむを得ない事由があるときは、家庭的保育事業による保育を行うことその他の適切な保護をしなければならない。」です。
特にその中でも、認可保育園のみならず、無認可保育園にも入れていない状況を区は認識し、かつ適切な保護をしていないのだから、「ただし、保育に対する需要の増大、児童の数の減少等やむを得ない事由があるときは、家庭的保育事業による保育を行うことその他の適切な保護をしなければならない。」というこの項目に反するのではないか、ということでした。

しかし、残念ながら(というか、穿った見方をすれば、あまり触れたくないのか)、この項目については「処分庁は、認証保育所の整備、家庭的保育者の紹介及びグループ保育室の利用等により保育所を利用できない児童を保護する施策を講じています。」と言及するにとどまっています。
そして、(これがツレの琴線に触れたわけですが)その後の文章であたかも、それらの家庭的保育事業は空いてるけれど、僕たちが利用していないだけのように書かれています。

これが事実と反しています。
区は認可保育園だけでなく、無認可保育園や保育ママなど家庭的保育事業もどこも利用できない状況だと知っておきながら、放置しているので、それが問題ではないか?と申立をしたのです。
なので、この時点では、実際に提訴もやむを得ない、と考えたのです。

長くなるので、この件に関しての感想は明日書きます。
2012.05.26 Sat l 保育園入園について l top
「待機児童」ってどんな状態の児童のことを指すか知っていますか?
そんなの知っているよ、と思っている人も多いかと思います。
というか、僕自身がそう思っていました。

現代国語辞書で「待機児童」を見ると、
「国が認可する保育所への入所要件を満たし、申し込みがされているが、施設の不足や保育希望時間の調整がつかないなどの理由によって入所できないでいる児童。」
「認可保育所へ入所申請をしながらも満員のために入所できない児童。」
大体こんな感じで出てきます。

つまり、辞書的には、児童福祉法に基づいて設置された保育所(認可保育園)に申し込んでいるけれども、入所(入園)出来なかった児童が「待機児童」になります。
僕はこの通りに理解していました。
つまり、認可に申し込んでいても、入れなかった児童は全て「待機児童」なのだ、と。

しかし、文京区に「待機児童ってどんな状態のことを指すのですか?」と(ツレが)問い合わせたところ、予想だにしない答えが返ってきました。

区の担当者によると、「待機児童」とは、
認可外保育も利用できていない(認可外保育園、保育ママ、グループ保育、その他家庭的保育事業と称されるもの全てを含む)
認可保育園入園申込みで第3希望まで書いている
転園申込みをしていない
保護者が育休中ではない
この条件を全て満たしている児童のことだそうです。

つまり、認可保育園に入園出来ず、何とか認可外保育でやりくりしていて、一刻も早く認可保育園に入園出来るならしたい、と保護者が願い、申し込んでいても、その児童は「待機児童」ではありません。
また、認可保育園に入園出来ず、認可外保育も預けられず、泣く泣く育休を延ばして、入園出来次第仕事に復帰したいと願っている保護者の児童も「待機児童」ではありません。

僕らが暮らす区では「待機児童」が98人ということです。
しかし、この区が示した「待機児童」の定義は、一般的に知られている「待機児童」の条件より圧倒的に狭い範囲の児童になっています。
これでは、区の保育事情を正確に示しているとは言えないでしょう。

「待機児童」に関しては、大概その人数だけが報道されますが、各自治体によって「待機児童」の定義が異なると言うこと、「待機児童」の条件がとても狭い範囲になっている(つまり潜在的「待機児童」がかなりいる)ということも、報道され、指摘することも重要だと思っています。
2012.04.05 Thu l 保育園入園について l top