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【告知】「『主夫志望男子』と『働き女子』のためのハッピーワークショップ」を開催します!
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先日、「秘密結社 主夫の友」で顧問を務めて下さっている白河桃子さん(の著作の編集者経由で)から献本していただいたので、早速読んでみました。


(077)「専業主夫」になりたい男たち (ポプラ新書)


タイトルは以前の著作(『専業主婦になりたい女たち』)にリンクさせただけで、内容が全く伴っていないので、タイトルに期待して読むと肩すかしするかも知れませんが、とても読みやすい本でした。
「主夫の友」のメンバーやその配偶者、そして「主夫の友」の活動に関することも書かれていて、僕自身が知っている人たち、知っている事柄だから、ということも大きいのかもしれませんが、すらすらっと読めました。
まるで物語を読むような感じでした。

ですが、読んでいて、実際に白河さんとお会いしている中でも感じていた考え方の違い、「主夫」に対しての捉え方の違いも、本を通して以前よりは明確になったような気がします。
なので、その白河さんとの考え方、捉え方の違いということをメインに書いていきたいと思います。

「シュフ」はわざわざ「なる」ものなのか?

文中に出てくる僕の発言だと思われるものに対する白河さんの文章でも思うのですが、基本的にこの本は上に書いたように「まるで物語」です。
巻末に参考文献が一覧として載っているものの、その引用の仕方は「○○さんはこう書いている」という事であって、たとえば「社会調査の結果こういうことが言える(のではないか)」というようなものではありません。
つまり、白河さんの考え、結論に適したものを拾い上げてきて(それが主夫本人や配偶者の発言であれ、研究者の文章であれ)引用している、という方法なので、「こういう世界も(もしかしたら)あるのかもね」と「物語として」読むのは良いのですが、では、この本に書かれていること(たとえば主夫に適した傾向など)が、本当なのか、というと、この本を読む限りは分かりませんし、僕としては「本当にそうなの?」と疑ってしまうところがありました。

その代表的なものは「主夫に「なる」納得出来るきっかけが必要」というものです。
後述しますが、白河さんはカテゴライズするのが好きなようで、「主夫に向いている人はこういう人」だとか、「現在主夫の人は6つに分けられる」、というようなことを書いています。
なので、その白河さんの中にあるカテゴライズというか主夫としての物語が合致する人は取り上げられているのだけれど、カテゴライズや物語に合致していない人はスルーされていると感じました。

そもそも、「シュフ」(男女とも)って「なりたいと思ってなる」ものなのでしょうか?
共働きでも、今の日本の社会では女性の方が育休や時短を取りやすかったりするので(もちろんこれが良いことだと言うわけではなく)、勤め先による時間的拘束が多くの場合男性より少なくなるので、家事や育児を費やす時間が多くなり、それが続いていった結果、女性が兼業主婦になるのでしょう。
専業主婦の場合も、結婚や出産という契機に仕事を辞めることによって専業主婦になるわけで、それは「シュフになりたいからなる」のとは全く違うものです。

女性の場合は「主婦に向いている人」や「主婦の人は6つに分けられる」というようなことを考えることはないのに、何故男性がその役割を担う場合には「その役割に適しているかどうか」ということや、「現在のシュフとしての役割、生き方をどのように受容しているか」をカテゴライズされなければならないのでしょうか?

「シュフになる」というのは、大学などの高等教育機関を卒業する時に「就職する」ということと同じようなものだと僕は思います。
別にそれは「なりたいからなる」ものでも、「向いているからなる」ものでもなく、「そういうものだからなる」だけです。
自分に向いているかなんて全く分からないけれど、みんながやっていることでもあるし、卒業しても何もせずに暮らすわけにも行かないので、就職活動をして、(中には自分がなりたかったり、最初から希望していた企業などに就職する人もいますが)たまたま内定をもらえた企業などに就職するのです。

殆どの人は「自分に何が向いているか」とか「自分が希望するから」という理由で就職はしていきません。
そんなことをもし言っていたら、ミスマッチが起きすぎて、ただでさえ正社員になれない世の中なのに、もっと正社員として就職出来ない人が出て来ます。

だから、「主夫」になったきっかけがさも感動的な話だったり、みんなが納得出来るような話であることに、「本当に女性も男性もみんなそんなストーリーがあってシュフになるの?」と思ってしまうのです。
我が家で、僕が主夫なのは、「僕の方が家事・育児に費やせる時間があるから」です。
男女問わずの社会的調査の結果などがあれば良いなと思うのですが、多くのシュフはそんなところなのではないか、というのが僕の実感です。

「男は~」とか「女は~」とかいう固定観念に縛られているのは誰なのか

上でも少し触れましたが、白河さんは何かをカテゴライズしたり、そこに人を当てはめたりするのがお好きなようです。
たとえば、主夫の妻4人との座談会のまとめでこんな文章がありました。

奥さまたちに会って分かったこと。みな「仕事が大好き」「楽天家」「オトコマエ」「休めないマッチョな業界や役職にいる」という共通点がありました。


このあとに続いて、上に書いた「主夫に向いている人」の条件のように、「大黒柱妻の条件」を書いています。
同じ文脈ではないのですが、このような「主夫に向いている人の条件」や「大黒柱妻の条件」などのような、何かの条件を満たすことによって主夫が可能になるというような考え方には、夫が会社を辞め、家族とオーストラリアに移住したフリーアナウンサーの小島慶子さんとの対談で小島慶子さんが指摘した言葉が一番的を射ていると思いました。

(働きながら母親をしていることに感じていた後ろめたさがなくなったのは)なぜならば、今は私が働いていないと、子どもが飢え死にするから。前は、働いてなくても、子どもは飢え死にしませんでしたから。


これは、大黒柱妻にも当てはまるのではないか、と思うのです。
大黒柱妻になったのは、何かの条件を満たしているからではなく、「自分が働かないといけなかった」というそれだけのことでしょう。

なぜそのような状況になったのかは、(多くの場合は夫の病気なのですが)その家庭それぞれですが、別に何かの条件を満たしていたから、そして相手(夫)が主夫に向いている条件を満たしていたから、主夫家庭になったわけではないでしょう。
もし、主夫やその妻に同じような傾向があるとしたら、それは家庭や社会で同じような役割を担っていることによるものとも考えられるのですが、それについては全く指摘がされていません。

僕が読んでいて、一番気になったのは、最終的に「各家庭で一番最適な働き方、生き方をその都度話し合って実践して行ければ良い」「多様な生き方があって良い」という結論があるにも関わらず、カテゴライズすることによって、何かしらの「前提」が生み出されていることでした。
上述しているようなカテゴライズや「向いている人の条件」などもそうなのですが、「男はこうだ」とか「男はこういう傾向がある」、あるいは「主夫の仕事量や質は育った家庭(特に母親)の影響が強い」というようなことが書かれていると、何故そんなことにとらわれているのだろう?と思ってしまいました。

僕の育った家庭は、専業主婦家庭で、父親は家事を一切やりませんでしたが、別にそれを反面教師にも教師にもしませんでした。
父は父であって、僕ではないし、母も母であって、僕ではないからです。
僕が主夫になったのは、結婚した時にツレが働いていて僕が学生だったからで、そして、その後フルタイムで働けると思っていた僕にいろんなアクシデントがあったので、仕事よりも家庭を中心にした生活を送るようになったからです。
それは母親の影響でもありませんし、父親の影響でもありません。
ツレとそして子どもとの生活を送る上で僕の最適な役割は何かと考えた結果です。

妻より収入が低いことを嫌がる男子中学生の話

でも、こういう「男はこうだ」とかいう考えは僕が思っているよりも根深いんだな、と実感する出来事がありました。
先日、僕がお弁当箱を洗っていた時の出来事です。
僕が昼休みにお弁当箱を洗っていると、男子中学生3人が話しかけてきました。

中学生「先生、また弁当箱洗ってるんですか?奥さんの手作りですか?」

僕「違うよー、自分で作るんだよ。奥さんのも僕が作ってるし。」

中学生「えっ?先生が奥さんのも作ってるんですか?」

僕「そうだよ。ごはんは基本的に僕が全部作ってるよ。」

中学生「ああ、そういえば先生、主夫でしたもんね。じゃあ、奥さんは何やってるんですか?」

僕「お金稼いでるよ、たくさん。」

中学生「奥さんの方が稼いでるんですか?」

僕「そうだよー、僕の何倍も稼いでるよ。」

中学生「それはイヤだな…

大体こんなやりとりがありました。
昼休みにお弁当箱を洗っていると話かけられて、「お弁当は誰が用意しているのか」とか「誰が食事を作っているのか」というような話をすることはこれまでもよくありました。

でも、今回印象的だったのは妻(=女性)の方が沢山稼いでいるということに明確な拒絶感を示したことでした。
僕はこのあと、彼らに「男は女よりも稼ぐもの」という思想を誰が植え付けたのか、どこで習得したのかが気になってしまいました。
まだ中学生なのにこういう考え方を持っていたら、大人になった時どうなるのでしょうか。

もちろん、どういう考え方の人がいても尊重しますが、「○○はこういうもの」というような、ある程度固まってしまった考え方を早い内から持つことはその後の生き方を狭めてしまうような気がします。
それは男女の性に関わることではなくても、人種、年齢、国籍など様々なものに置き換えることが出来るからです。
「○○人はこういうもの」「○○歳の人はこういうもの」「○○国はこういうもの」…。
実際の人間はもっといろんな人がいて、出会えば出会うほど、「○○は~」というような言い方が出来なくなってきます。

こういう「○○はこういうもの」というような価値観をなるべく揺らがせようということで、「主夫の友」の活動に僕自身は関わっているので、これからどういうアプローチが出来るのか、考えて行きたいと思いました。
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2016.02.26 Fri l 主夫の本など l top
保育園から毎月計っている身体測定の結果をもらったので、今月も入力してみました。



今月は、体重はほぼ横ばい、身長は約1cm伸びました。

体重が増えなかったのは、ちょっと風邪を引いたからかも知れません。
それでも、身長は先月はほとんど延びていませんでしたが、今月はいつものMのペースに戻った感じなので良かったです。

ひどい風邪とかではなかったので、温かくなってくるまでこのままのペースで行ってくれると良いな、と思います。
2016.02.25 Thu l 本日の子どもたち l top
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話題の絵本を買ってみました。


ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)


ものすごく売れている、ということと、親しい友人(女性)も「すごくよかった!」と言っていたので、内容を確かめずに買ってしまったのですが…。

うーん、せめてAmazonのレビューくらいは読んでから買うのを決めれば良かったです。

ストーリーとしては、
1、ある日突然お母さんが死ぬ
2、おばけになったお母さんが夜になったときに会えるようになった
3、お母さんにとってどれだけ子どもが好きかを伝える
というような感じです。

否定的なAmazonのレビュー

Amazonのレビューでは、死を愚弄しているというような意見や、小さい子どもにわざわざ(想像だとしても)悲しませる必要はない(というか傷つけてどうするんだ)というような意見がありました。
僕は子どものころから身近で死をいくつも体験してきたので(10歳になるまでに祖父母、伯父、そして、10代のときにはDVにあい、病死したいとこ、自死をしたはとこなど)、「小さい子どもに親しい人の死を想像させる必要はない」とか「悲しませてどうするんだ」という意見は持っていません。

小さい時からお葬式に出て、火葬場で骨になった(そしてまだ温かかった)遺体(というかその残り?)を見て、いつかは誰もが死ぬということや、僕自身も死ぬということを想像しました。
それは生きていれば当たり前に起こることであって、「子どもだからダメだ」というのは子ども自身の生きる力(みたいなもの)を信じていないような気もします。

父親がいない

では、僕がこの絵本で何が引っかかったのかというと、父親が一切出てこないということです。
おばあさんは出てくるのですが(しかも、どちらの母親なのかもわからない)、父親は出て来ません。

最初に読んで思ったのは「母子家庭だったの?」ということだったのですが、ツレは「幼稚園に通っているからシングルマザーじゃないのかもよ」と言っていました。
でも、もともとおばあさんとの女系3世代家庭だったら、お母さんが働いていてもおばあさんが子どもの面倒を見ていれば幼稚園に通えるわけなので、よく分かりません。

と、横道に逸れているように思うかも知れませんが、「母親が亡くなった」という事態に、今現在婚姻関係にあろうがなかろうが、子どもの父親が出てこない理由が全く分かりません。
全く父親がいない、父親の存在を感じさせないので、「父親も死んでるのか?」と思うほどでした。

母親が死ぬ、という幼い子どもにとっておそら最も過酷な状況にあって、父親が現れることなく、その代わりに祖母が出てくるということに、そして、それを批判的な評価を下している人もこの点についてはあまり触れられていないことに、ものすごく違和感を感じました。
違和感と言うことではなく、「子育てをするのは母親であって、父親はいなくても良い」という価値観を何の疑問もなく受容していることに、残念な気持ちを覚えました。

この話、もし、男女の性別が逆転したものを作ったら、みなさんはどういう反応をするのでしょうか。

1、ある日突然お父さんが死ぬ
2、子どもはおじいちゃんと2人で暮らすようになる
3、お母さんは全く出てこない

こういう家庭を知っていますが、とてもこれほど売れたりしないでしょうし、批判的な声の中には必ず「母親はどこにいったんだ!?」という声が上がるだろうと思います。
2016.02.24 Wed l 絵本(3歳くらいから) l top
昨年の10月に一度開催した、「主夫志望男子」と「働き女子 」のためのハッピーワークショップ」を3月21日(月・祝)に開催することになりました。

以前行った時の告知記事とイベントの様子の記事はこちらです↓
主夫主催のカップリングイベントを開催します!
「主夫志望男子」と「働き女子 」のためのハッピーワークショップを開催しました!

タイトルには「主夫志望男子」と「働き女子」とありますが、慶應大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)の前野隆司教授が提唱する「幸福学」をもとに幸せのメカニズムを考え、そして、多様なライフスタイルを築いていこうというワークショップです。

秘密結社 主夫の友」と慶應SDMとのコラボレーション企画なので、「主夫」という具体的な生き方を参考にしながら、どのようなライフスタイルが築いていけるのかを一緒に参加する人たちと求めていってもらえたら良いな、と思います。

詳細、申し込みは以下のFacebookページになります。

【独身限定!】主夫志望男子と働き女子のハッピーワークショップ 第2回

もし、興味があるけれど、Facebookをしていないという方がいらっしゃったら、僕に(bumi.shufu★gmail.com
(★を@にしてくださいませ))連絡を下されば担当につなぎます。
その際は担当者からの返信をもって参加申し込み受付とさせていただきます。
(gmailでのメール受信が可能なようにして下さいませ。)

独身の方はもちろん、既婚者の方でも、もし、身近に良さそうな人がいらっしゃったら、ご案内下さると嬉しいです。

ちなみに、何故か第1回の時に急遽司会になった経緯で、今回も僕が前半の司会(といっても少しだけですが)をさせていただきます。
2016.02.23 Tue l パパ活 l top
息子たち2人(長男T(9歳)&次男S(6歳))がウィンターキャンプに出かけていて、ツレも用事がある、ということで、最近特に出不精になっているムスメM(4歳)を若干無理矢理連れて出かけました。
出かけたのは、六本木ヒルズにある森アーツセンターギャラリーで開催中のフェルメールとレンブラント展です。

フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展(TBS)

先日行った、ボッティチェリ展とセットになっている前売り券が売っていて、それが安かったのと、今回のメイン作品であるフェルメールの《水差しを持つ女》もレンブラントの《ベローナ》も見たことがなかったので、セットの前売り券を買っていたのでした。
(当日券だと両方とも1600円=3200円ですが、セットの前売り券は2500円でした。)

六本木ヒルズに着いたのは10時50分くらいだったと思うのですが、すごく並んでいてとても焦りました。
が、並んでいたのではチケットを購入しようという列で、前売り券を持っていたのですんなり入ることができました。
それと、森美術館では村上隆さんの五百羅漢図展も開催中で、そちらの方にも沢山人が入っていったので、フェルメールとレンブラント展の中はそれほど混雑していませんでした。

ここ2回(ボッティチェリ展とレオナルド・ダ・ヴィンチ展)1人で見に来ていたので、Mがいるとどうしても説明などをゆっくり読んで作品を見るということは出来ませんでしたが、何故か《水差しを持つ女》も《ベローナ》も説明文のところは人だかりなのに、作品の前には殆ど人がおらずゆっくり見ることが出来たので良かったです。

1つだけ不満(?)があるとしたら、フェルメールとレンブラント展という名前なのに、フェルメールの作品もレンブラントの作品もメインのものだけだったことです。
フェルメールの作品は現存数が少ないので仕方ないような気もしますが、レンブラントの作品はもう少しあっても良いのでは?と思いました。

まぁ、それでも、集められた作品は主にロンドンのナショナルギャラリー、ニューヨークのメトロポリタン美術館、アムステルダムの国立美術館からのもので、前者2箇所は行ったことがないので(つまり作品も見たことがない)、見られて良かったです。

そして、ささっと作品を見た後はテレビ朝日に向かいました。
メインは3月に公開されるドラえもん映画の前売り券を買いに行くことだったのですが、若干疲れを見せていたMとクレヨンしんちゃん模様になっていたカフェに入って昼食をとりました。

IMG_7979.jpg


メニューの写真では「高い…」と思ったパンケーキですが、かなりのボリュームがありました…。

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他にも等身大ドラえもんがいたりしたのですが、着ぐるみ全般が苦手なMは並んで写真を撮ることを拒否し、その代わり(?)のび太君の部屋の前ではにこやかに写真を撮らせてくれました。

IMG_7989.jpg


帰りは満腹だったお腹をどうにかしたいということもあり、行きとは違って駅までちょっと歩くルートで帰りました。
途中、色んな種類、大きさの滑り台がある公園があったので、Mはとても楽しそうに遊んでいました。

IMG_7993.jpg


僕は、かつて噂の聞いたことがある、ルーテル教会がその公園の隣にあり、思わぬ所で噂の教会を見られてラッキーでした。
(噂というのは、六本木ヒルズ周辺の再開発時に、ぼろかった教会の見栄えがあまりにも悪い、ということで、建設費を出してもらって再建したというものです。とても立派な教会でした。)
2016.02.22 Mon l お出かけ l top
ちょっと遅くなりましたが、先月読んだ本についてです。
というか12月から続く体調不良で本当に本を読む余裕さえなく、今回は2冊だけになります。


始めよう。瞑想~15分でできるココロとアタマのストレッチ~ 光文社知恵の森文庫

とにかく身も心も何とかしたい、ということをずっと考えていて、身体からのアプローチの他にたどり着いたのがこの本にあるように、【瞑想】です。
まぁ、禅でも、マインドフルネスでも良いのですが、初心者としてどのように行ったら良いのか、ということで探していたら、レビューでダントツに評価され、評価している人の数も多かったこの本を読んでみることにしました。

瞑想のやり方が書いてあり、それらがとてもわかりやすい説明で書かれていたので、この本をさらっと読むだけで瞑想を行うことが出来るようになります。
本の表紙にも書いてあるように15分で良いことや(それ以上やってもむしろ効果はない)、毎日やろうとしなくても良いというようなとにかく【気軽に】始められるように説明されているのが好印象でした。



差別原論―“わたし”のなかの権力とつきあう (平凡社新書)


瞑想と打って変わってもう一冊はこの本です。

僕の中にある差別的な意識にどうすれば良いのか、ということを考えたくて読んでみました。
この本の中にどのようなことが書かれていたのかを説明するのはなかなか難しいのですが、とりあえず、本の章立ては以下のようになっています。

第一章 “差別の日常”という主題
第二章 差別とは何だろうか
第三章 差別した人と差別を受けた人の対話
第四章 差別を学び、目を開く
第五章 性的なからかいに対抗する
第六章 “決めつけ”“思い込み“を崩す
第七章 「差別」を生きる手がかbにする



著者が関わってきた被差別部落に関する記述や身近なところでの女性差別に関する記述も様々な示唆があったのですが、その前に差別とどのように向き合うか、ということの記述がとても良かったです。

例えばこれらの文章です。

誰であれ、どのような場所で生きていようと、差別してしまう可能性がある。私はそう思っている。だからこそ、日常的な自分の語りや振る舞い、他者とのやりとりなどを手がかりとして、さまざまな関係性や状況の中で、いかに差別が生じるきっかげが生まれてしまうのか、それが差別として立ち現れてくるのか、を詳細に見つめようとする姿勢が大切なのである。そして、ここには、差別をめぐり硬直した認識は必要ないし、自分はさまざまな差別問題や人権問題についての詳しい知識を持っていたり、問題への確固たる姿勢を持っているから、差別など間違ってもすることはないのだ、という硬直した認識も必要ない。


差別を考えるうえでの、今一つの基本。それは、差別を受けることの“痛み” への想像力をいかに深め、大きくすることができるか、である。踏まれた痛みは、踏んだ人にはわからないという。それはそのとおりだと私も思う。いくら鋭く広く深く共感できる力を仮に持っていたとしても、差別を受けた人や被差別の現実が受ける“痛み”や“苦悩”は、完全には理解できないだろうし、完全なる共感は不可能だろう。しかし完全なる共感不可能性を十分にわかったうえで、被差別の“痛み”“現実”への想像力をできる限り働かせることは、私たちが差別を考えるうえで、必須の営みなのである。



差別はしたくないと思っていてもしてしまう瞬間があるかもしれない。
なるべくならそれらのことには近づきたくはないのだけれど考えないわけにもいかない。
そういう気持ちをもっている人にどのような心構えでこれらのことを考えて行けばいいのか、を大上段から振りかざすのではなく、一緒に考えて行こう、というような表現で書かれていると感じました。

また、日常のちょっとした場面で差別の場面に出会うことがあります(たとえば女性の容姿を嘲笑したり)。
そういう時に自分自身がやっているかもしれない態度についても鋭い指摘がありました。

それは、端的に言えば、一つは、差別という行為が与える本質的な人間存在への痛みであり、差別を受けた者が「私はこれこれの我慢できない差別を受けた」と主張することの困難さである。今一つは、そんな言葉を受けたくらいで、そこまで怒るのも大人気ない、深刻に考えすぎだよ、といったかたちで、たとえば差別的な発言や言葉をか“からかい”“野次”“冗談”“本気ではない他愛のないこと”などとして処理していこうとする、私たちがあたりまえのように暮らしている日常が持つ力の問題性なのである。



“痛み”を感じた人が「痛い」と言った時、それをした人が「冗談」で済まそうとすることがあります。
周りの人もそれで済まそうとすることも。
その日常が持つ力の問題性の指摘はとても重要だし、自分自身も常に気を付けなければいけない、日常だからこそそういう場面に出会ったときに自分自身がどういう態度を出来るのかが試されるのだと思いました。
2016.02.21 Sun l 月間読書レポート l top
息子たち(長男T(9歳)&次男S(6歳))が今日から1泊2日でウィンターキャンプへ出かけました。
年末に予定していた、普段息子たちが通っているスポーツクラブのスキーキャンプが暖冬の影響で中止になったので、小学校で配られた、区内のNPO主催、区が後援のウィンターキャンプに参加することにしたのでした。

スキーキャンプではなく、ウィンターキャンプなので、スキーをするということではなく、雪遊びをすることがメインのようですが、朝早くから子どもたちは出かけて行きました。

子どもたちの様子はNPOのFacebookに少し投稿されていたので見ることが出来、子どもたちの様子が少し分かります。

2016_02_2001.jpg


宿舎に到着後に寝場所を確保した写真では、上にSが、下にTがいるのが見えます。

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活動中はあまり余裕がないようで、写真は食事の時の様子が多いのですが、食事の様子も分かりました。

1泊2日なので、明日の夕方には帰ってきますが、楽しんできて欲しいなと思います。
2016.02.20 Sat l お出かけ l top
昨日、郵便受けを開けてみると、僕宛に本が送られてきていました。
Amazonの包装でもないし、「誰からだろう?」と差出人を見てみると、出版社の方からでした。

早速、封を開けてみると、入っていたのはこの本でした↓

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秘密結社 主夫の友」で顧問をして下さっている白河桃子さんの新刊でした。
(Amazonのリンク→『「専業主夫」になりたい男たち』

この本の中に出てくる「主夫」のインタビューを受けておらず、また、「主夫の妻の座談会」もツレは予定が合わなくて参加していないのですが、主夫の友の入社説明会時から関わっているということで献本して下さったのでした。

まだ読んでいないので、内容については今度改めて書きたいと思いますが、献本してもらうのって初めてで嬉しいです。

「主夫の友」の活動や、夫婦別姓に関して、この1年くらいで新聞や雑誌に掲載させてもらうことがありましたが、新聞は学生の時に当初したものが掲載され、送っていただいたことがあったので、掲載紙を送っていただくのは初めてではありませんでした。

本を大量に購入(あえて読んでいるとは言いません…)している身としては、やはり「本」というのは特別な重みみたいなものがあって、しかも、(お会いしたことのある)編集者の方の一筆付きというのにとても嬉しく感じました。

表に出るような活動に参加するのも悪くないな、と思いました。
2016.02.19 Fri l 小確幸 l top
アカデミー賞の主演女優賞を受賞したということで騒がれたようですが、アカデミー賞云々関係なく観たいなぁ、と思っていた映画をやっと観ることが出来ました。


アリスのままで [DVD]


タイトルの「アリスのままで」、あるいは原題の「STILL ALICE」から少し連想できるかも知れませんが、若年性アルツハイマー病を発症した女性の物語です。

この女性(ジュリアン・ムーア)は言語学者なのですが、子どもたちもある程度大きくなり、仕事にこれから打ち込める、という時期に若年性アルツハイマー病を発症します。

最初は、自分自身でもちょっとした物忘れというような感覚で、夫も大したことないというような態度を取りますが、症状はどんどん進行。
周囲の人たちの戸惑いはもちろんのこと、アリス本人が一番自分自身に戸惑います。

そもそもアリス自身は言語学者で大学で教員をしているので、アルツハイマー病というのは致命的です。
受講者からはクレームが来たり、授業が低評価だったり、そして、最終的には仕事を失うことに。

自分自身のキャリアもそうですが、この若年性アルツハイマー病は【遺伝性】であるとも告げられ、子どもたちが検査すると(検査を拒否した子もいます)1人は陽性に。
キャリアを失うだけでなく、子どもたちにも同じ苦しみを与えてしまったと苦しんでいきます。

最終的にはどこにも希望がないようにも見えますが、それでも、毎日毎日少しずつ自分自身が欠けていく、という実感から、自分自身を残そうとしていき、それは、単に老いたり他の病気によって死んでいく人とはまた違う希望を与えているように思えました。

若年性アルツハイマー病じゃなくても、認知症を患っている人に関わるというのは現代日本ではかなり高い確率で起こることだと思うので、そのときの心の準備としても一度観ておくことも良いかもしれません。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★★

2016年に観た映画ランキング
1 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 2 「アリスのままで」 3 「セッション」 4 「グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~」 5 「ミッション:インポッシブル/ ローグネイション」 6 「311」 7 「アクト・オブ・キリング(劇場公開版)」 8 「シンプル・シモン」 9 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 10 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」

11 「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」 12 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」 13 「サンバ」 14 「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 15 「デビルズ・ノット」 16 「僕の妻のすべて」 17 「海街diary」 18 「不機嫌なママにメルシィ!」 19 「さよなら歌舞伎町」 20 「カーテンコール」

21 「あぜ道のダンディ」 22 「ブルックリンの恋人たち」 23 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 24 「龍三と七人の子分たち」 25 「脳内ポイズンベリー」 26 「娚の一生」 27 「荒川アンダーザブリッジ」
2016.02.18 Thu l 2016年 l top
良い話なんだけど、やはり後味が悪い、でもそれが現実なんだよな、と思わせられた映画です。


グッド・ライ~いちばん優しい嘘~ [DVD]


以前観た「サンバ」はフランスの【不法移民】を扱った作品ですが、こちらは、南スーダンの内戦から逃れてアメリカに渡った【ロスト・ボーイズ】(戦争孤児のこと。女性もいます。)たちの物語です。

映画タイトルの写真には、リース・ウィザースプーンが前面にバーンと出て来ていますが、彼女よりも、ロスト・ボーイズたちが内戦で暮らしていたコミュニティが襲われ、家族が殺され、難民キャンプにたどり着くまでや、難民キャンプに着いてからも長い間そこから出られず、ずっと外(=アメリカ)に渡るのを待っていた様子、そして、やっとたどり着いてからも規則によってきょうだいが別れてしまったり、アメリカに着いてからも順調に行くだけではなく、きょうだいでケンカになったり。
そして、ラストでは、「グッド・ライ」をつき、また離ればなれになってしまう…。

出演している【ロスト・ボーイズ】たちが本当に南スーダンやその近くから逃れてきた難民たちが演じているので、故郷の音楽を歌ったり踊ったりする姿や、外見そのものもかなりリアリティを感じさせました。

ところでリース・ウィザースプーンはどんな役なのかと言うと、アメリカで彼ら【ロスト・ボーイズたちが】たちに仕事を紹介する担当者です。
仕事を紹介すれば良いだけだったはずが、最初のちょっとした出来事から、彼らの生活なども見守っていくことになります。
最初は南スーダンで何が起きているのかも全く分からなかったというところから少しずつ一緒に歩いて行こうとする姿は、人との出会いで人はつねに変わるという当たり前のことを教えてくれます。

また、この映画は2000年頃を舞台にしているので、9.11での世界(特にアメリカ)の混乱振りも大きく影響しています。
時代が違ったら、また違う結末に(つまりハッピーエンド)なっていたのかも、と思えてしまうところにもやはり、苦しさを感じざるを得ません。

勝手に五段階評価(基本的に甘いです)
★★★★☆

2016年に観た映画ランキング
1 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 2 「セッション」 3 「グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~」 4 「ミッション:インポッシブル/ ローグネイション」 5 「311」 6 「アクト・オブ・キリング(劇場公開版)」 7 「シンプル・シモン」 8 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 9 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」 10 「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」

11 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」 12 「サンバ」 13 「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」 14 「デビルズ・ノット」 15 「僕の妻のすべて」 16 「海街diary」 17 「不機嫌なママにメルシィ!」 18 「さよなら歌舞伎町」 19 「カーテンコール」 20 「あぜ道のダンディ」

21 「ブルックリンの恋人たち」 22 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 23 「龍三と七人の子分たち」 24 「脳内ポイズンベリー」 25 「娚の一生」 26 「荒川アンダーザブリッジ」
2016.02.17 Wed l 2016年 l top
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