一昨日、ムスメM(4歳)に「明日の次は12月だねー」と言われて驚愕し、先日、「一年がはえーな」と言っていた高校生たちに「年取るともっと早く感じるよ。早く感じることで年を感じるよ。」と答えたワタクシ。
12月になったので、今月も恥をさらして先月読んだ本について書いてみたいと思います。

11月半ばからツレが多忙を極めるようになり、その余波で僕も余裕がなくなってしまいました。
ツレ連日深夜帰宅→僕が全て家事育児を担う→体力&精神力を奪われる→家事育児&仕事以外完全に余裕をなくす→忙しいとわかりつつも家にほとんどいないツレにつらく当たる→家の雰囲気が悪くなり更に精神力を奪われる→ツレ余計に家に寄りつかなくなる(?)、というようなスパイラル、というかイコールのような情況がついこの間まで続いていました。

季節的に僕も忙しい時期に入っていくのですが、これから大丈夫なのだろうか…。
シングルで複数の子を育てている人や、パートナー(主に男)が家に殆ど帰ってこないワーキングマザーを今ほど「すげーな」と思ったことはありません。。。


永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)


夏に読もうと思っていた本を読み終わったのが秋の終わりになってしまいました。
タイトルに「敗戦」と入っているので、70年前の戦争をどのように捉えるか、捉えなおすか、と言う内容だと思っていたら、良い意味で裏切られました。
70年前の戦争を当時どのように捉えたのか、ということを解き明かしながら、それが決して70年前の出来事ではなく、今も尚続いているのではないか、というものです。

特に、最初の方の著者の切れっぷりは、同じような意見を持つ僕にとっては、近年こんなに歯に衣着せぬ言い方をしている方を知らなかったので、爽快な気分になりました(批判している内容はかなり深刻なのですが)。
逆に言えば、物事(というか出来事)を全く違うように捉えている人にとっては、許せない物言いのようで、Amazonのレビューでは賛否両論が入り乱れていました。
Amazonのレビューが件数も多く、賛否両論入り乱れているというのはジャンルは何であれ読んでみる価値はあると僕は思っているので、読んで良かったです。



「学力」の経済学


僕は軽く読んだことがあったのですが(そしてこのブログでも少し触れたのですが)、ツレが「買ったから読んでみる?」と渡してくれたので、読んでみました。
文字が少ないのですぐに読めます。
改めてゆっくり読んでみて思ったのは、「教育のことで決定的なことを言うのはなかなか難しい」ということです。
もちろん、本の中で示されるように、「東大生の出身家庭の半数以上は年収1千万以上」とかの「事実」はあるものの、でもそれは「子どもを東大に入れるには年収1千万以上が必要」ということでは決してないわけです。

まぁ、でも何にせよ、著者が指摘しているように、経済の問題・課題を専門外の人(例え大臣でも)が発言しても相手にされないのに、教育については専門外(たとえば他の大臣)が発言したら大きく報じられるのはどういうことなのだろうか、というような指摘は最もだと思います。
毎年の様に、教員を削減すべき、だとか、少人数学級を増やすべきだというような意見が紙面を飾りますが、そのような意見を自分の【感覚】で語る前に、その第一歩としてこの本は広く読まれると良いな、と思います。



幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)


僕も構成員になっている「秘密結社 主夫の友」が10月に行った「「主夫志望男子」と「働き女子 」のためのハッピーワークショップ」でハッピーワークショップを担当して下さった慶応大学の前野教授の本です。
(本来ならばイベント時のものの4倍の時間をかけて行うそうですが)ハッピーワークショップでの説明やYouTubeに載せている前野教授の講義を既に見ていたからか、内容としては新しさは感じませんでした。
より詳しく分かる、という内容ですが、手っ取り早く幸せを感じる4つの因子を知りたかったら、YouTubeの動画を見た方が良いかもしれません。



ハッピーワークショップや本を読み、書かれていることは「確かにそうかもしれないなぁ。少しでも実行していかなきゃ」と思ったものの、結局まだ何も実行出来ていません…。
余裕をなくしている今だからこそ、少しでも実行していきたいな、と思います。



ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)


「10万部」とかいう見出しで広告も出ているので、読んだ人・持っている人も多いのではないかと思う本書。
元々は朝日新聞に毎月掲載されている「論壇時評」の4年分をまとめたものです。
僕は朝日新聞を購読しているので、どれも読んだ事があって、(デジタルでですが)スクラップも取っているのですが、本としてまとめられているということの良さを考えて購入しました。

ちょうど朝日新聞での連載が2011年の4月から始まっていて、東日本大震災、福島第一原発の事故、原発再稼働、特定秘密保護法、安保関連法などの「大きな出来事」について書かれています。
そのほかにも大阪での出来事、ISILによる日本人殺害、教育、憲法、皇后についてなど、様々な事に触れられているのですが、4年前の出来事であるにも関わらず、「過ぎ去ろうとしている」という現実を直視する良い機会になりました。

ここに書かれていることは、上に書いた『永続敗戦論』と共通する指摘があり、「なかったことにする」あるいは、「とりあえず誰も責任を取らずに時間が経過して風化するのを待つ」というような態度に杭を打つ様なものであると感じました。



[まとめ買い] 新世紀エヴァンゲリオン


最後に、息抜きにですが、先日、AmazonのKindleで新世紀ヱヴァンゲリヲンのコミックが一冊50円で売られていたので、まとめ買いしてしまいました…。
確か僕が中学生になったときくらいから連載が始まり、かなりのスローペースだったので、まだ完結していなかったのですが、結婚する際に処分してしまいました。

なので、コミックでどのように完結するのか知らないままだったのですが、全14巻買っても700円、ということですぐに買ってしまいました。
僕が小学生高学年くらいの時にテレビアニメが始まり、(思春期だったので)ヱヴァンゲリヲンを見たりすると、その時のイヤな思い出も同時に蘇ってきてしまうので(ヱヴァンゲリヲンの主人公たちも中学生ですし)、読んでいると苦しくなるときもあるのですが、それでも読んでしまう、というのはこの作品の持つ魔力とでもいうものなのかもしれません。
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2015.12.01 Tue l 月間読書レポート l top