4月になり、我が家の近隣小学校も木曜日あたりに入学式が行われていたようで、我が家の子どもたちも始業式を迎えました。

始業式になると毎年渡される文書の中に、当然のようにPTAから「一人一役」の希望を書く文書が入っていました。

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僕自身は既に非会員ですし、提出することはなく、この文書の中にかなり疑問を感じる部分があっても「自分が属していない組織の話」なので、直接それを伝えることもありませんが、記録のためにも書いておこうと思います。

そもそも我が子たちが通う小学校のPTAはほぼ強制加入になっているので、「一人一役」という強制的参加が課されていることも大きな問題なのですが、僕が一番問題だと感じているのは、赤く○で囲った部分です。

見にくいかも知れないので拡大したものも載せてみます。

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ご家庭の事情等ありましたらお書きください。



家庭の事情を要求することの問題点 ①プライバシーを侵害する可能性

「一人一役」の希望を聞く上で「家庭の事情等」を書かせることの何が問題なのか。
問題点の一つは、「誰にも話したくないようなことを書かなければいけない」ということが起きる可能性があるからです。
例えば持病だとか、家庭内の状況だとか、他の誰にも伝えていないようなことを伝えなければいけなくなるかも知れません。

しかも、このPTAの場合は、僕の様に「退会」を表明した人だけが非会員になり、学校の給食費とPTA会費が一緒に引き落とされ、PTAへの入会の意思確認もしないという、「ほぼ強制加入」になっているので、PTAへ参加出来ない場合、ほぼ強制的に「家庭の事情等」を書かなければいけなくなるのです。

強制加入させておきながら、参加出来ない人には「家庭の事情等」をもほぼ強制的に要求する。
これは明らかなプライバシーの侵害だと僕は思います。

家庭の事情を要求することの問題点 ②「家庭の事情等」を知って何をどのように判断するのか

PTAが求める「一人一役」という強制的な活動への参加が困難な場合、「家庭の事情等」を書かなければなりません。
プライバシーの侵害であることと同時に問題なのは、その「家庭の事情等」を知ったPTAの役員たちは何を基準にどのように何を判断するのでしょうか。

例えば、Aさんは「持病があるから参加出来ません」と書いたとします。
その内容を見て、PTAの役員は「持病なら仕方ないですね」とか「持病があってもやっている人はいます。だから参加してもらいます。」とか判断するのでしょうか。
「シングルで子どもも小さく介護もしているから参加出来ません。」と書いたBさんには「それは大変ですね、無理しなくて良いですよ。」とか返答するのでしょうか。

そもそもPTAが「家庭の事情等」を要求すること自体が問題なのですが、そこで知った「家庭の事情等」で参加出来るのか出来ないのかどのように判断することになるのかも全く分からないということも大きな問題です。
なぜなら、「家庭の事情等」といっても、ひとそれぞれ困難に感じる事は全く違うわけで、それを他人が「この人は参加出来るはずだ。」「この人は参加出来ない。」と判断することは出来ないからです。

僕自身が患っていた鬱病で言えば、鬱病患者でもアクティブにいろんなところに出かけられる人もいれば、数年間引きこもる人もいます。
また、僕自身も鬱病で一番ひどかったときでも、普段出かけることのないような遠出を出来るような時もあれば、しんどくてほとんど何も出来ないということが数日の間にコロコロと変わることもありました。
なので、もし、「家庭の事情等」を他人であるPTA役員が知ったとしても、そこから「参加出来る」「参加出来ない」と判断することは出来ないはずなのです。

だからこそ、そもそも参加出来ないという人にはそもそも強制的に参加を求めてはいけないし、ましてや、参加出来ないという人に「家庭の事情等」を聞いてもいけないと思うのです。
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2017.04.09 Sun l PTA強制加入問題 l top