久しぶりに講演会に行って来ました。
どなたのかというと、フォトジャーナリストの広河隆一さんです。
昨年の原発事故以来、広河さんが20年以上チェルノブイリの取材をされてきていたことで、色んなところで取り上げられたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

今回の広河さんの講演会は、パルシステム東京が主催のものでした。
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↑広河隆一さん

パルシステムが主催ということもあって、出席していた人たちの殆どは女性で男性は殆ど年配の方でした(一人だけ同世代がいました)。
パルシステムは元々「環境」とか「平和」に関心の高い人たちが多いので、熱心に聞いているのが印象的でした(まぁ、抽選になるくらいですし)。
広河さんの講演では、出席者によって内容を変えている様子ではなく、普段からこういう話をしているのだろうな、という印象で、僕としてはそこがとてもよかったです。

では、気になった話を箇条書きにしてみます(言うまでもなく、広河さんは長年チェルノブイリ事故などを取材されてきたジャーナリストなので、チェルノブイリの話、チェルノブイリとの比較でお話しされていました)。
・チェルノブイリ事故後、ドイツで市民測定所が出来た。そこでは、「ここからが危険」というのではなく、「このくらい測定された」と内容を全て示す。そして、その示されたものを参考にして、個々人(場合によっては店)が買うか買わないかを判断する。
・WHOはIAEAがOKしたものしか発表してはいけないという協定がある。
・チェルノブイリで「安全だ」とされている地域で、今子どもたちの発病が増えている。
・事故が起こると考えていた人(広河さんや小出助教など)もみんな事故が起こったときの対策をしてこなかった。うかつだった。
・チェルノブイリの事故対策委員は市民代表も入っていた(日本との違い)。
・チェルノブイリでは、女性、子どもを守ろうとした。日本は、メンツを守ろうとした(している)。
・小児甲状腺がんは通常50~100万人に1人の割合で発病する。しかし、チェルノブイリでの調査は数百人程度。それで「関係ない」とは言えないのではないか。
・チェルノブイリ事故から6~7年後、60km圏内で検査した母乳全てからセシウム、ストロンチウムが検出された。食品はその頃になると流通しているから。

僕がやはり気になったのは、「小児甲状腺がん」についてと「食品」に関してです。
「小児甲状腺がん」になったらどうなるのか、ということや、なんとなく、「食品」に関しても「数年後には大丈夫」みたいな先入観があったので、チェルノブイリの現状を知れてとてもよかったです。
キエフでは、高濃度汚染地域から地下水を通して貯水池へと流れ、雪解け時期になると「危ない」ので、事故から20年以上経っているのに、その時期になると住民は水をため込むとのことです。

とりあえず、今、日本でも市民測定所が出来てきているので、今後、身近に市民測定所が出来、どこからが「危険かそうじゃないか」ということではなく、検査結果が一目で分かり、それをもとに自分たちで判断して買えるようにしていきたいと思いました。

ちなみに、広河さんは、『DAYS JAPAN』という雑誌を責任編集しています。
最新号は原発事故対応の検証だったこともあり、Amazonでは2日で売り切れたそうです。
講演会でも売られていましたが、すぐに売り切れていました。
僕は以前から定期購読しているので、もしお読みになりたい方がいたら、おっしゃってください。
DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2012年 02月号 [雑誌]DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2012年 02月号 [雑誌]
(2012/01/20)
不明

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2012.02.09 Thu l パパ活 l top