昨日は、ツレの母校(大学)で行われた講演会に行って来ました。
どなたかというと、現横浜副市長の山田正人さんで、「育メンと育児休業制度:個人と行政の視点から」というタイトルでのお話でした。

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↑意外と参加者が少人数でした。

実は僕、山田さんのことは著作だけはT(5歳)を子育てしはじめた頃から知っていたのですが、どういう方なのか、全く知りませんでした。
経歴からして(東大→経産省)なんとなく、「お堅い話」を想像していたのですが、全く違いました。
山田さん、すみません…。

山田さんは第3子誕生後に1年間の育児休暇を取得した経験があり、その点からお話ししてくださいました。
いろいろ気になった点があるので、少し箇条書きしてみます。
・第3子妊娠が分かった際、山田さんは手放しで喜んだが、妻は「このままでは産めない」と言った。
・育休取得を決断した際の周囲の反応として、育休取得の申請をしたら、職場の上司が「育休を取っても2~3ヶ月だと思っていた。1年間なんて!」と言った。友人たちは「出世をあきらめたのか?」と聞いてきた。
・実際、育児を始める前は、「仕事も15年戦士だし、育児はみんなが出来ていることだから、自分だって余裕で出来る」と思っていた。でも、始めてみると、仕事では15年生でも、育児は0年生。

この他にも(というかこの後)いろいろとさらにたくさんのお話をしてくださいましたが、印象的というか僕もそうだったな、と思ったのは、子どもを連れて公園に行っても、輪の中に入れなかったという話。
それは、なぜかと言えば、公園に来ている子どもと自分が連れている子どもの年齢が違うから。
公園で遊べるようになるのは、歩き始めてからなので、1歳くらいからだけど、山田さんは0歳児を連れているので、特に公園デビューは難しく感じたそうです。
さらに、女性だと、出産した病院だとかで知り合ったり、元々の友人が同じ時期に子どもを産んだりと、ママ友カードが10枚くらいあるけれど、男性は0枚だったり。
僕も、Tが1歳になり、ツレが復職した後の3ヶ月は一人でみていたのでよく分かりました。
「密室育児」だったし、友達に同じくらいの月齢の子を育てている人は皆無だったし、ちょっとがんばって、子育て支援センターみたいなところに行っても、女性ばかりで、平日昼間に小さな子どもを連れて遊ばせていると、珍しそうな顔とか態度をされたりと、いろいろありました。

このままだとつらつらといくらでも書き綴ってしまいそうなので、山田さんのお話でも触れられていて、僕もその必要性を感じたのが、「育休(育児休暇)」という言葉です。
「休暇」というと「休み」ということになりますが、確かに仕事場から離れて、仕事は休んでいるのかも知れないけれど、「育児」をしているのです。
なので、決して「休んでいる」わけでは無いのです。
経済的支援の問題としての育児休暇補填を100%にするということなどももちろん必要だと思いますが、「育休」=「休み」という感覚で、「育休を取る」とか「育休中」とか言うと、「良いなぁ」とか言われることも結構あるように思います。
「良いなぁ」というのならまだ良いのかも知れませんが、それが、「休んでいてずるい」だとかになってしまったり、「休んでいたんだから、出世は出来ない」だとか、実際にそういうことが無くてもイメージみたいなものも作られてしまっているようにも思います。
こういう、「育休」「育児休暇」という言葉による抵抗感みたいなものもあるんじゃないかな、と思います。

山田さんのお話はとても面白かったので、早速著作を読んでみます。
経産省の山田課長補佐、ただいま育休中 (文春文庫)経産省の山田課長補佐、ただいま育休中 (文春文庫)
(2010/01/08)
山田 正人

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2012.02.12 Sun l パパ活 l top