①問題の本質は「ベビーカーを電車でしようすることが良いか悪いか」ではない。

昨日、新聞を読んでいたら気になった記事があったのでつぶやいたところ、僕のアカウントではあり得ないことですが、RTが100を越えました。
つぶやいたのはこれです↓



最近、ベビーカーを電車で使用することについて、またネット上で様々な議論が飛び交っているようです。
主な理由としては、国土交通省が「ベビーカーマーク」なるものを作成したというニュースがあったこと(「ベビーカーマーク」国交省が作成  車内でも使用可能に 畳む呼びかけはNG)、また、こんなツイートが拡散したことによるようです↓



この2つの出来事によって、「電車でのベビーカーの使用」を巡って、様々な「マナーかどうか」についての議論が交わされていますが、僕はこの一連の出来事を見ていて、「なんか見たことあるんだよなぁ」と既視感を覚えました。

で、思い出したのですが、何と同じだと感じたかというと、あまり知らない人も多くなってしまったかも知れませんが、「身体障がいを持っていて車椅子を使っている人たちが電車を使い始めた時の反応」です。
車椅子使用者が通勤しようと電車に乗ろうとしたら、「邪魔だ」「空いてる時間に乗れ」という反応があったり、鉄道会社も「車椅子使用者は電車を使う際は事前に申請すること。」とかいうことがありました。

こういう反応の中で車椅子使用者含め身体障がい者やその支援者たちが結構派手に闘ったことによって、今では「事前に申請せよ」とかいうこともなくなりましたし、内面でどう思っているかは分かりませんが、「通勤時間に乗るんじゃねーよ」とかいう人もいなくなりました。
端的に言えば、「それは差別でしょ」ということが浸透した結果とも言えるかも知れません。
この車椅子使用者を中心とした身体しょうがい者たちの電車などの公共交通機関での闘争をこれ以上詳しくは書きませんが(知りたい人は「青い芝の会」だとか「障害者自立運動」「障害学」などのキーワードで調べてください)、この時のことと同じだよな、と思ったのです。

何が同じかというと、結局、子連れ(しかも女性(ママ))が色々文句を言われてしまうのは「弱い」「弱者」「下」として見られているからだということです。
車椅子使用者は「障がい者」ということで「弱い」「弱者」「下」だと思われがちなので文句を言いやすく(言っても赦されると勘違いされやすい)、子連れママたちも相手にそのように思われているからこそ、先に挙げたツイートのような、明らかにベビーカーを畳まなくても良い情況で悪態をつかれてしまうのです。

②悪態をつかれるのは「女性」だから

「主夫」だと「こんな経験ほとんどしたことがない」という反応が多くありました(例えばこれ↓)。



僕を含めた「子育て主夫」の反応を見てみると、「子連れの時に悪態をつかれた経験は殆どない。しかし、自分より(時間的に)一緒にいない妻は経験がある。」というものでした。
実際、僕も一度だけ電車に乗っていて悪態をつかれた経験がありますが、それは家族揃って日曜日の朝に電車に乗っているときに、「うるさい」と妻が言われたというものです。
僕が一緒にいたからか、舌打ちみたいなことはされたものの、それ以上はされませんでした。
(ちなみに、僕らは家族5人で10分ちょっとの乗車の間、子ども達が飽きないように、「しりとり」をしていました。
悪態をついてきたのは中年男性で、スーツ姿だったので、通勤途中だったのか、寝たいようでした。
もちろん、日曜日の朝、そして、下りだったので、がらがらでした。
むしろがらがらだったので、他の人の声が気になったのかも知れません。)
これらの反応、経験から考えると、やはり「子連れだから」悪態をつかれるのではなく「女性(ママ)だから」ということです。

③理由は分かったけど、じゃあどうすれば良いのか?

一番簡単な方法は、「子連れで行動するときになるべく男性(パパ)と一緒になること」です。
抱っこしたり、ベビーカーを押すのを男性にするのです。
そうすれば、悪態をつかれることは格段に減るでしょう。

しかし、当たり前ですが、専業主婦や育休中などの場合は「夫は仕事でいないし、いつも夫と一緒なんて無理」ということになるでしょう。

その場合、どうすれば良いかと言えば、「下に見られないようにする」、これしかありません↓




勇気が要ることだとはもちろん分かりますが、明らかに自分には非がなく、「単に悪態をつかれているだけ」と分かったら、反論することが一番効果的だと思います。
「でも、それは恐いし、何されるかわからない…。」そういう人も多いかと思います。

じゃあ、僕だったらどうするかですが(僕は電車でのしりとり事件のあとはこういう経験がないのでまだやったことはありませんが)、「スマホで撮影」します。
何か悪態をつかれたら、さっとスマホを用意し撮影(出来れば動画)をしながら、「もう一度良いですか?」と聞くのです。

そして、その人の反応含め、周りの情況も撮影しておくのです。
これは、「撮影されているから悪態をつけられにくい」ということにもなりますし(逆に切れる人もいるかもしれませんが)、その時の情況を残す「大切な証拠」になります。

事件とかではなくても、後々、冷静になってこういう「悪態をつかれた経験」がどんな情況だったのか、振り返ることができます。
そうしたら、やはり単に「誰でも良いから悪態をつきたい人がいて、標的にされた」のかもしれないし、「こちらにもちょっとマナーに反することがあった」ということもあるかもしれません。
でも、その時のことを記録したものがないと、単に「悪態をつかれた経験」という悲しみが後々まで残るだけです。

僕自身はほぼ悪態をつかれた経験がないので、この対処がふさわしいのか、分かりませんが、1つの提案として考えてみてもらえたら嬉しいです。
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2014.04.11 Fri l 日々雑感 l top